小さい子供連れで公園に行くと、親同士、初対面でも話すことがあります。
私の場合は、子供同士が何となく一緒に遊び始めた時は、
「こんにちは。お子さんいくつですか?」
というようなことを言います。
相手が話すのが面倒くさそうだったり、話しかけないでオーラを
感じたらその程度でやめて、あとはお互いの存在を無視しながら、
子供を見守ります。
しかしそのパターンは結構気まずい・・・。
まあ、たいていのお母さんとは子供ネタで雑談ができます。
「幼稚園(保育園)どこですかー?」
「家この近くなんですけど、お近くですか?」とか。
他にも、お友達のおもちゃを使いたがる時。
状況によりけりですが、親か子供自身に
「これ少し借りてもいいですか?」
「一緒に使わせてもらっていいですか?」
と声をかけます。
こういうコミュニケーションて母親同士だとよくあることですが、
父親同士だと、なかなか難しいようです。
人のおもちゃを使いたがる子供に、ひたすら小声で
「だめ」
「あれは人のものでしょ」
「あっちでほかのことしよう」
と、ひたすらその状況を逃れようとするお父さん、よく見かけます。
仲良く遊ぶ子供の背後で、無言で目を合わせることもない
お父さん二人、とか。
うーん、見ているだけで気まずいですが、男性ってそんなものなんだな。
と思っておりました。
ところが、私のその思い込みを一人のお父さんが
覆してくれました。
昨日、小4息子、年長娘と一緒に公園でフリスビーをしました。
その後、他の遊具で遊んでいたので、フリスビーは傍らに置いていました。
すると突然背後から「すみません」と話しかけられました。
振り返ると、6~7歳くらいの女の子と、お父さん(らしき人)。
「これ、少し借りてもいいですか?」
とお父さんがフリスビーを指しています。
一瞬びっくりしましたが、すぐに
「いいですよー」とフリスビーを渡しました。
お父さんと女の子はしばらく楽しそうにフリスビーを
やっていました。
その後、女の子が「ありがとう!」とフリスビーを返しに来ました。
とてもさわやかなやり取りで、なんだか心地よかったです。
公園でこういう対応ができるお父さんに初めて出会いました。
そして、そのお父さん日本人ではありませんでした。
お国はわかりませんが、白人の方で、娘さんとは英語で会話しておりました。
日本人男性って、やっぱりシャイ、というか、
コミュニケーション下手なのかな、と感じた出来事でした。
ただ、こういう時の親の対応って、どれだけ経験値があるか、
だとも思うんですよね。
わたしも、すてきな対応をしているお母さんをみかけたら、
なるほど!と思って次、同じ状況の時にマネしています。
お父さん達はそういう学習機会が不足しているのかもしれません。
とすると、機会があるごとにお父さん方にも気軽に話しかけることで、
お父さん方の公園気まずいあるあるが減っていくかもなぁ、
とつらつらと考えた一件でしたした。