都市圏ではカーシェアリングが浸透し、自家用車を持たない人も多いのではないでしょうか。
現在首都圏在住ですが、自転車でもシェアリングサービスが浸透してきているように感じます。
代表的なのが、ハローサイクリングです。
コンビニに設置されているステーションを見たことがある方も多いと思います。
遅ればせながら、最近ハローサイクリング を数回利用したので、その時に感じた良い点、少し心配な点を記事にしました。
興味があるけどまだ使ったことがない方、使いたいけど不安がある方に参考にしていただければ幸いです。
行きが雨、帰りは雨が上がった時にハローサイクリング
ハローサイクリングを使うことになったきっかけは、雨の日の通勤です。
私は普段、自転車通勤ですが、朝出勤時に雨が降っていると、バスを使います。
そして、帰りは雨があがっていることもしばしばあります。
そんな時、自転車でビュンと帰りたいのに、当然ですが、朝バスで来たので自転車がありません。
職場からバス停まで歩き、なかなか来ないバスを待つ、という行為がまどろっこしいところです。
そこで、最近ちらほら見かけるハローサイクリングを使ってみようと思い至りました。
すぐに会員登録をして、最寄りのステーションで自転車を予約、利用してみました。
ハローサイクリングはプラットフォームを提供している会社で、そのプラットフォームに「ダイチャリ」や「シェアペダル」のようなシェアサイクリング会社が参加しています。
ハローサイクリングという共通のプラットフォームのおかげで、利用者は一つのアカウントで複数の会社を横断的に利用できます。
ハローサイクリングの使い心地・ここが良い!
①乗り捨てできる
とにもかくにも、乗り捨てできるのが本当に便利です。
元の場所に戻さなくて良いので、移動のために気軽に使えます。
もちろん、レンタカーと違って乗り捨て料金はかかりません。
②スマホがあれば完結する
専用アプリかWebページ(http://www.hellocycling.jp/)で会員登録は簡単にできます。
私はアプリをダウンロードしました。
ステーションの検索も、予約、支払いもスマホだけで完結します。
ただ、通信障害がやスマホの充電が切れた時はどうすればいいのか分かりません。
その場合は、コールセンターに電話もかけられないでしょうし。
以前、通信状況が悪い場所でモバイルSuicaのチャージができず、駅員さんに事情を話して現金で電車代を払ったことがあります。
駅は駅員さんがいたのでなんとかなりましたが、ハローサイクリングは無人なのでどう対処すればいいやら。。
利用しながら少し心配な点です。
ちなみに、SuicaやPASMOなど、ICカードを登録することもできます。ICカードを登録すると、予約なしでも借りられるようです。
③支払いは利用した分だけ
プリペイド式ではないので事前のチャージは不要で、入会金や月会費も一切不要です。
利用料金は、地域によって異なります。
利用料金について | HELLO CYCLING -どこでも借りられて好きな場所で返せる自転車シェア
私は15分で70円で利用できました。お財布に優しい値段です。iit
④電動自転車に乗れる
シェアサイクル会社やステーションによってレンタル自転車の種類は異なると思いますが、私が目にするステーションは電動自転車ばかりです。
最近は電気自転車に乗っている人も多いですが、私は初めてでした。
実際乗ってみると、こぎ出しの軽さにびっくりでした!!なんて楽なんでしょう。
電気自転車の購入を検討していて、乗り心地を試してみたい時に使うのもいいと思います。
試乗と違って自分が納得するまで時間を気にせず乗ることができます。
④予約キャンセルでもキャンセル料なし
予約できるのは、30分後までです。
予約から30分過ぎると自動的にキャンセルされます。
そして、ありがたいことにキャンセル料はかかりません。
予約後に予定の変更があったり、気が変わっても安心ですね。
ぜひ改善してほしい点
ハローサイクリングを利用してみておおむね満足なのですが、ぜひ改善してほしことがあるのです。
それは、レンタル予約時に、返却予約もできるようにしてほしい、ということです。
返却予約というのは、自転車を返却したいステーションの空きを予約できる機能です。
2020年7月現在、返却予約できるのはレンタル開始後です。
レンタル開始前でも、返却予定のステーションに空きがあるかどうか確認することはできるのですが、返却予約はできません。
あくまでレンタル開始後に返却予約が可能になります。
この仕様だと、返却できるか否か分からない状態でレンタル開始しなければなりません。
自転車を借りたものの、返却場所を探してさまよう、なんてことは避けたいです。
この点、ハローサイクリングにも問い合わせてみたところ、回答を頂きました。
というものでした。
利用開始後返却予約できなかった場合、その場で3分以内に返却操作を行えば料金はかからないとのこと。
でも、たとえ利用料金はかからなかったとしても、自転車での移動が断たれるので速攻で他の移動手段を探さなければいけなくなりますよね。。
これでは、急いでいる時には利用するのをためらいます。
私は今のところ「レンタル開始直前に返却の空きを確認→レンタル開始→速攻で返却予約」ということをしています。。
ぜひぜひ、レンタル予約時に返却予約もできるようにしていただきたいです。
最後に
我が家は4人家族で4台自転車を持っています。
私は通勤で、小学生2人は放課後遊びに行く時に、ほぼ毎日自転車を使います。
一方夫は平日自転車に乗ることはほぼありません。
それなら所有自転車は3台だけで良さそうなものですが、車を持たない我が家は、4人で自転車で出かけることが時々あるのです。
この「時々」のために、必須の3台プラス余分の1台を所有してるというわけです。
でも、最近のハローサイクリングのステーションの多さを見ていると、夫用の1台は手放して、シェアサイクルで済ませても良いかも、と思い始めています。
気になっている方は是非一度乗ってみてくださいね。