まずは、半径1メートル。

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【野田琺瑯とiwaki耐熱ガラス】保存容器比較しました

作り置きや残り物を保存する容器、何を使っていますか?

私は、プラ容器は一つも持っていません。

油汚れと色が落ちにくく、においがつきやすく、経年劣化するので定期的に買い替えが必要、というデメリットが理由です。

では、何を使っているのかといいますと、

「iwakiのパック&レンジ(耐熱ガラス)」と「野田琺瑯のホワイトシリーズ(琺瑯)」です。

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iwakiに、ご飯入っています。。

どちらもメジャーな保存容器なので、使っている方も多いかと思います。 

かくいう我が家でも、iwakiは7〜8年、野田琺瑯は10年程使っています。

この記事では、長年の使用経験に基づいて両者を比較しています。

独断と偏見が入り混じった主観でしかありませんが、

「プラスチックの保存容器を一新したいけど、代わりに何を使えばいい?」

「iwakiと野田琺瑯で迷っているんだけど、使い心地が知りたい!」

という方の参考になれば、幸いです。 

 

野田琺瑯とイワキ、どちらが使いやすい?

どちらがいいか、と問われれば、「人による」としか答えられません。。

それは 、それぞれの性格や置かれている環境によるからです。

万人に当てはまる答えは残念ながらありません。

とは言え、人による、で片付けてしまっては身も蓋もありませんね。。

この記事では、あなたにどちらが向いているか、判断の助けになるように両者の使い心地を様々な観点ごとにレポートします!

視認性

これは、言わずもがな、耐熱ガラスの圧勝です。

iwakiは中身が一目で分かります

一方琺瑯容器は、何が入っているか全くわからない

冷蔵庫に琺瑯容器が何個も並んでいると、悲惨です…

野田琺瑯は油性マジックで中身や保存日を直接記入できる、と言うのが売りですが、これ、かなりまめな人でないと厳しいです。

忙しい台所仕事の合間にマジックで書いて、その後は洗って落とすという手間を想像しただけで挫折しそうです。 

というわけで、我が家は何も書かずに保存しています。

料理はほぼ私が作るので、自分が保存したものなら中身はザックリと記憶していて、それ程は困りません。

ただし、家族には中身がさっぱり分からない、というのが問題です。

冷ご飯どこ?刻みネギどこ?と質問攻めにあうことは必至。

私が冷蔵庫に出向いて取り出さねばなりません。

電子レンジ使用可否

電子レンジに関して、iwakiは使用可、野田琺瑯は不可。

iwakiは冷ご飯を冷蔵庫から出して、そのままチンできます。

一方、琺瑯容器は一度電子レンジ可の容器に入れ替える必要があります。 

この入れ替えが、急いでいる時には非常にわずらわしいです。

オーブン使用可否

iwaki、野田琺瑯ともにオーブンが使えます。

ということは、グラタン皿として使えます。これは、プラスチック容器にはできない芸当。

食器の数を減らしたいなら、見逃せない点かと思います。

直火使用可否

琺瑯容器は直火可、iwakiは不可です。

直火で使うことある?と思いますか?

我が家は、ゆで卵を作る時に、野田琺瑯で茹でることがよくあります。

つまり、小鍋代わりに使えるのです。 

他に、余った味噌汁を温める時も冷蔵庫から直接コンロにかけられます。

これはiwakiにはない野田琺瑯のメリットと言えます。

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耐久性(蓋は除く)

蓋は除いた、本体のみの耐久性です。

どちらも半永久的に使えます。ただし、iwakiは割れます

最初、iwakiと野田琺瑯同じくらいの数を持っていました。

野田琺瑯は買ったときから数は変わらず8つ。対して、iwakiは今や2つ…

どれだけ割ってきたんだろう。

琺瑯容器は割れることはありません。

しかし、琺瑯も強い衝撃が加わると、表面のガラス質が欠けます。

そして、むき出しになった金属が錆びます。

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ちなみに蓋は、野田琺瑯のシール蓋(※1)は樹脂製、iwakiはプラ製(※2)なので、どちらも消耗品です。

(※1)野田琺瑯は、シール蓋のほかに琺瑯蓋、密閉蓋があります。密閉蓋は使ったことがないので、使用感は分かりません。

(※2)iwakiは普通の蓋と、密閉蓋があります。こちらも、密閉蓋は使ったことがないので、使用感は分かりません。

特に、野田琺瑯の樹脂製の蓋は痛みやすい気がします。

また、食洗機不可なのも悲しい点です。

知らずに一度食洗機で洗ったら、お湯の温度に耐え切れず、若干変形しました。

また、使用しているうちに黄ばんできます。

カレーなどの色素も落ちにくい。

こちらはピキッと割れています↓

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蓋の耐久性も重視するなら、野田琺瑯には「琺瑯蓋」というものがあります。

読んで字のごとく琺瑯製の蓋なので、強くぶつけてガラス質が欠けなければ、半永久的に使えると思います。

我が家には2つ琺瑯蓋がありますが、ガラス質が思い切り欠けております。↓

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経年変化

耐熱ガラスは、経年変化はほぼ無いです。

割らなければ、ずっときれいな状態で使えます。

一方琺瑯容器は、扱いが悪いと、傷がつきます。

どいうことかと言いますと、金属のスプーンやフォーク等が当たると、黒い線が付くのです。

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写真左は、スプーンやフォークが当たった跡。

写真右の琺瑯蓋は、ひどいですね。。

これは、以前使っていた食洗機のピンがステンレス製だったために、付いた跡です。

使用には問題ありませんが、見た目が残念なことになります。

なので、「オーブン使用可否」のところで、両者ともグラタン皿代わりに使える、と書きましたが、野田琺瑯の場合は、子どもが金属製のスプーンでガリガリするのを阻止しないといけません。

これは地味にストレスです!

水キレ

野田琺瑯は、食洗機で伏せて洗うと、容器淵のくるんと丸まったところに、水が溜まります。

この水を食洗機が止まったその都度、ひっくり返して捨てないといつまでも乾きません。

iwakiは水が溜まるところがなく、水キレ良しです。

携帯性

iwakiはガラス製で割れるので、携帯するには向きません。

野田琺瑯は、お弁当箱としても使えます。

お弁当が必要なのが時々なら、わざわざ専用のお弁当箱を用意しなくても野田琺瑯で代用できます。 

他にも、バーベキューやキャンプの時の食器としても使えます。

紙皿などのゴミも出ないのでいいですよ。数があると多少重いのが難点です。

結論

様々な観点からiwakiパック&レンジと野田琺瑯ホワイトシリーズを比較してきました。

どちらがどういう人に向くのか、まとめます。

iwakiパック&レンジが向く人

iwakiパック&レンジは面倒くさがり、効率重視の方にお勧め

具体的には下記のような方

・電子レンジをよく使う

・台所仕事はなるべく家族全員にシェアしたい

・家族の「〇〇どこ?」にイライラしてしまう

・家事にはなるべく時間をかけたくない

 

参考までに、我が家で使っているサイズは
iwakiパック&レンジはプチ(SSサイズ)200ml

野田琺瑯ホワイトシリーズが向く人

野田琺瑯ホワイトシリーズは手間暇かける丁寧な暮らしが苦にならない方にお勧め

具体的には下記のような方

・電子レンジはあまり使わない

・台所仕事は自分一人で担っている。そしてそれが苦ではない。

・家族の「〇〇どこ?」に寛大に対応できる

・ゆっくり、丁寧に暮らすことが楽しい

我が家ではレクタングル深型Sサイズと
スクウェアSサイズが活躍中。

 

 

最後に

私は性格上、完全にiwaki派です。

ではどうして野田琺瑯をたくさん持っているのか、、

実は、野田琺瑯のホワイトシリーズは、昔々、丁寧な暮らしに憧れて揃えました。

そして、全く壊れないのでそのまま使い続けている、というわけです。

野田琺瑯、私の性格と我が家の暮らしにはあまり合わっていませんが、商品自体はとってもいい物なので、誤解なきようお願いします。

実際なんだかんだで我が家でも活躍していますよ。

おすすめの購入方法

最後に、野田琺瑯、iwakiを使ってみようかな、と考えている方に、おすすめの購入方法を紹介します。

色々なサイズがセットになっているものが魅力的に見えますが、まずは、各サイズ一個づつ買うことを強くお勧めします!

特にネット販売の場合、送料無料のためにまとめて買いたい気持ちはよーく分かります。

でも、使い勝手、合う合わないは、一定期間使ってから初めて分かってくると思うのです。

もし、合わなくて使わなくなってしまえば、最初に数を揃えるほど、お金の無駄です。

なので、セットを買いたい気持ちをぐっと抑えて、まずは単品でどれか一つを試してみてください。

それで使える!とわかれば、セットに手を出してみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。