部屋の乾燥が気になったら、最初に用意したいのは、加湿器ではなく湿度計!
いつも過ごしている部屋が、どのくらい乾燥しているのか現状を把握してから対策を打ちましょう♪
彼(敵)を知り己を知れば百戦殆(あやう)からず、です。
まずは敵(=乾燥具合)を知るべし!
乾燥具合を知るために必要なのは湿度計ですが、中でも「絶対湿度」が測れるものがおすすめ。
その理由と、私が購入した湿度計をご紹介します。
相対湿度より絶対湿度が大切な理由
まず、インフルエンザなどのウィルスの活性は、相対湿度ではなく絶対湿度に影響されるとされています。
インフルエンザなどのウイルスは温度や相対湿度よりも絶対湿度に反比例することが明らかになっています。
出典:省エネQ&A 相対湿度と絶対湿度の関係は?|独立行政法人中小企業基盤整備機構
ここで、相対湿度と絶対湿度を確認しておきましょう。
そんなこと知っている!という人や、興味のない人は、飛ばして次の見出しへ。
相対湿度とは、ある温度の空気が含むことができる最大の水蒸気量に対する、実際に含まれている水蒸気の量の割合(%)です。
空気が含むことができる水蒸気の量は、気温が高いほど多く、気温が低いほど少い、というように、温度によって変化します。
つまり、空気中の水蒸気量が同じでも、気温が変われば相対湿度は変化します。
一方、絶対湿度は、乾いた空気中1㎥あたりに含まれる水蒸気量(g)です。
単位はg/㎥で、水蒸気量そのものを表しているので、気温には左右されません。
この絶対温度が、インフルエンザなどの感染予防に関係が深いとされているのです。
用意すべきは絶対湿度が測れる湿度計
というわけで、受験生(だけではなく家族全員ですが。。)をインフルから守るには、絶対湿度を目安にして室内の湿度管理をするのが得策です。
湿度計なら持ってるけど?という人も多いかと思いますが、市販されている湿度計のほとんどは「相対湿度」しか表示されないので、要注意。
まずは、絶対湿度を示してくれる湿度計を準備しましょう!
私がこの冬購入したのは、A&D社の「温湿度計 みはりん坊ダブル AD-5687」です。
価格も手頃でコンパクトなので選びましたが、もう一回り大きいタイプもあります。
大きいタイプは使ったことがありませんが、小さいタイプで特に不自由は感じませんでした。
価格差を考えると、小さい方で十分かと。
置き場所はまだ定まらず、とりあえず、照明のリモコンホルダーに引っ掛けて室内の絶対湿度を測定してみました!
都内鉄筋マンショ リビングの乾燥具合
絶対湿度とインフルエンザ流行の関係は、以下の通りです。
7g/㎥以下:空気が乾燥。インフルが流行しやすい
7〜11g/㎥:空気が乾燥気味。インフル流行の可能性あり
11g/㎥以上:空気が湿潤。インフルが流行しにくい
都内の鉄筋コンクリート造賃貸マンションの我が家。
南向きリビングの絶対湿度は、1日を通して7〜8g/㎥程度でした。
一番上に「乾燥指数」として、絶対湿度が表示されます。
その下に、温度、相対湿度、時刻と並びます。
料理をしたり、洗濯物を室内に干したりすると一時的に湿度は若干上がりますが、それでも9g/㎥行くか行かないか。
インフル安全圏(?)の11g/㎥には到底達しませんでした。
一番下がるのは、朝、起床直後に家の全ての窓を開けて換気をした時。
6g/㎥程度にまで下がります!
結論は「加湿器必須!」
これまで何年も、加湿器を導入した方がいいんだろうなとは思いつつ、
- メンテが大変そう
- 電気代がかかる
- 場所をとる
などの理由で、踏み切れませんでした。
しかし!
今年は息子が高校受験なので、例年以上に体調に気を使います。
また、絶対湿度計を購入したことによって、室内がインフル流行危険レベルに乾燥している現実を突きつけられました( ̄▽ ̄)
といわけで、今冬は加湿器の導入を決断!
別の記事で加湿器のレポートもしたいと思います。
まとめ
今年は受験生がいるので、湿度管理をして風邪を引きにくい環境を作ることにしました。
その第一歩は、加湿器ではなく、絶対湿度計を用意すること!
まず現状を把握しなければ、最適な対策も打てないということで。
湿度計で室内の絶対湿度を測ったところ、常にインフル流行レベルの低湿度だったため、加湿器の導入必須との結論に至りました♪
実際に選んだ加湿器の紹介や、使った結果や乾燥はこちらの記事で↓