まずは、半径1メートル。

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ゲームの時間を制限することの弊害

 

子どものゲーム時間、制限していますか?

 

ゲームの利用時間を決める、というのは

実践しているご家庭も多いかと思います。

もちろん我が家も制限していました。

ただし、過去形「していました。」です。

 

現在、我が家は子ども達のゲーム時間を一切制限していません

 

なぜなら、ゲーム時間を少なくするための

「時間制限」という手段は、ゲームに強く執着する子どもには、

必ずしも有効ではない、と思い始めたからです。

 

 

今日は、我が家のゲーム問題のお話です。

 

小6息子は、ゲームに対する執着が強いです。

あ、我が家にあるのは、Nintendo スイッチです。

息子小4のクリスマス、たっての希望で

サンタさんにもらいました。

 

これまで、なんとかゲーム時間を少なくさせようと、

平日は一日●時間まで、休日は●時間まで、

朝は何時から、夜は何時まで、

など、事細かくルールを決めてきました。

 

ちなみに、小2娘は、親がコントロールしなくても、

ゲームとは適度な距離間で付き合えます。

しかし、兄妹間の平等を期すため、娘にも上記のようなルールを

適用していました。

 

 

さて、例えば、一人一日1時間とゲーム時間を

決めた場合、次のような問題が起こりました。

 

兄が妹のゲーム時間を自分の時間として使おうとする

のです。

 

どういうことかと言いますと、、

息子は、人がやっているゲーム画面であっても、

食い入るようにずっと見続けます。

見ずにはいられないのでしょうね。

 

兄と妹の好きなゲームは違います。

なので、兄が妹に、無理矢理自分(兄)の好きな

ゲームをやらせようとするのです( ゚Д゚)

それでケンカになることがしょっちゅうです。

 

そして、妹ゲーム中は横に張り付いていて、

あわよくばコントローラーを奪おうとする。

まあ、妹は妹で、「ここ分からないからお兄ちゃんやって」

ということもありますし。

 

つまり、妹のゲーム時間のおこぼれをもらおうと、

ゲーム中の妹をずっとマークしている兄、という

構図が生まれます。

 

これ、一人一日1時間と決めていても何の意味もありません。。

結局、兄は一日2時間をゲームに費やしているのと

変わりませんから( `ー´)ノ

 

他にも、あります!

睡眠時間を削ってまでゲームをしないように、

早朝ゲームは禁止していました。

具体的には、平日は学校が終わってから、

土日祝日は午前7時以降ならゲームOK。

 

このルールも、親が目を光らせていれば守ります。

が、休日など、皆が寝静まっている早朝5時とかに、

リビングにあるスイッチの音量をゼロにして、

こっそりやってます( `ー´)ノ

母は気付いてるぞ!!

 

あと、布団に持ち込むと、寝る間も惜しんでやることは

目に見えているので、持ち運び状態にしての仕様は

禁止しています。

ゲームする時は、リビングのテレビに映してやる決まりです。

 

持ち運び禁止ルールを破ると、次の日はゲーム禁止です。

にもかかわらず、隠れて布団に持ち込むことが、多々ありました。

一瞬持ち込んで、かなりの高確率で親に見つかり、

次の日、丸一日ゲームなしというのは、

明らかに割に合わないと思うのですが、懲りずに持ち込みます。

目先の衝動に抗えないのでしょうね。。

 

 

そもそも、どうしてゲーム時間を制限するかと言うと、

ゲームのやりすぎで、学校、宿題、ご飯やお風呂の日常生活

など、ゲーム以外のことを疎かにしないためです。

 

そのために色々なルールを決めているのに

全然目的達成できていない―(;_:)

 

親が押し付けたルールだから守れないのか?

とも思い、自分でルールーを決めさせたりもしました。

そうすると、決める時は自分で真っ当なルールを作るのですが、

やはり守れない。。

 

私もここにきて疲れてきました( ;∀;)

そして、ある結論にたどり着きました。

 

それは、

ゲームに対する衝動が強い子は、

その衝動をルールで押さえようとしても

溢れ出てきてしまう、ということです。

 

なので、6月から、

「ゲームの利用は一切制限しない。

その代わり、日常生活に支障をきたさないように

自分でしっかり考えて、ゲームと付き合いなさい。」

と、息子に言い渡しました。

 

 

案の定、一日3~4時間はゲームしてます(^▽^;)

さすがに多いやろ!!

と言いたいところをぐっと我慢。

 

少しフォローすると、現在コロナの影響で、

学校が分散登校のため、家にいる時間が長い、

という理由もあることはあるのですが。

いや、それを考慮に入れても長い!!

 

その3~4時間が6月1週目、月~木曜日は続いていました。

ところが、金曜。

ゲーム時間が2時間半程に。

初の2時間台達成( ゚Д゚)

 

何かあったのか??

夜こっそり聞いてみると、

息子「さすがにやばいと思った。」

母「何がやばいん?」

息子「このままじゃ、スイッチなくなるかも、と思った。」

だそうです。

 

これまで、ゲームルールを破った時、

1か月程度スイッチを隠して使わせなかったことが数回あるので、

それを受けての発言です。

私か夫に、スイッチ取りあげられるんじゃないか、

ということですね。

 

うーん。

自分の意思で時間を減らしたのは、えらい!

でも、動機が「スイッチなくなるかも」か…。

 

もちろん、制限しない、と伝えているので

取りあげるつもりはありませんでした。

 

私ががっかりしたのは、息子の動機付けが

外的な要因、つまり、罰則だったことです。

 

 

わたしの目標は、

息子が内的な動機付けで、ゲーム時間を

コントロールできるようにすることです。

 

 

宿題も睡眠もないがしろにしてゲームしている俺、

やばいかも?!

という境地に息子にたどり着いてほしいのです。

 

いえいえ、分かっていますよ( ;∀;)

数日で息子が生まれ変わるわけがないことは。

でも少し期待してしまった。

 

日々奮闘中です。

 

また、経過を記事にしたいと思います。

 

 

 

 

ここから、少し視点の違うお話です。

 

先ほども書きましたが、娘に関しては、

ゲームは何も心配することがありません。

どんなに好きにやらせても、しばらくすると

他のことをしています。

男女の違い、趣味嗜好の違い、いろいろ原因が

あると思います。

ただ、同じようなゲーム環境を与えても、

子どもによって、これほどまでに反応が違うのか、

というのが、私の子育て史上最大の驚きと言っても

過言ではないのです。

 

何がいいたいかと言うと、、

もし、娘がいなかったら、

私は息子のゲームへの執着に対して、

自分自身を責めていた気がするんですよね。

 

息子がこうなってしまったのは、

ゲームの与え方が悪かったんじゃないか。

管理の仕方が悪かったんじゃないか。

などなど。

 

でも、息子と娘を観察していると、

私が影響与えていることなんて、ほとんどなくない?

と思うわけなのです。

 

なので、もし!

お子さんがゲームに熱中しすぎることに困り、

自分を責めている親御さんがいらっしゃいましたら、

声を大にして言いたいです。

それはその子の生まれ持った性質です

あなたはそれ程責任を感じなくていいです

 

ただ、俳人になってしまっては困るので、

子どものうちは親の何らかの働きかけは

必要だと思います。

それが「時間制限」であるお子さんもいるでしょう。

息子の場合は、時間制限は向かなかったようです。

私も、現在進行形で模索中です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。