保育園に子供を預けて働くお母さん達が、
「朝は後ろ髪を引かれる思いで仕事に向かう」
「仕事が終わると保育園い飛んでいきたい」
という感じのことを書いていらっしゃるのをよく目にします。
私はずっと、それって本当?そんな人いるの?と穿った見方をしておりました。
何故なら、私、長男は2歳から、長女は0歳から保育園に預けて働いていますが、
一度もそんな風に思ったことないんです。
朝は子供を預けて保育園から出た瞬間の爽快感がたまりません。
「やっと解放されたー!」という感じです。
また、仕事が終わって保育園に向かう足取りの重いこと重いこと。
こっちが仕事終わりで疲れて必死に迎えに行っても、
まだ遊びたいーとぐずってなかなか帰りの支度をしない我が子。
「(もっと遊びたかったのに)何で迎えにきたの!」と怒ることさえあるので、
げんなりです。
子供の顔を見たら疲れが吹き飛ぶ!なんて言える人が心底うらやましい。
そんな自分を何となく後ろめたく思っていたのですが、
最近は、そもそも私、昔から子供苦手だったし、無理もないかな、と思っています。
それなりに子供がかわいいと思うこともあり、
9歳、6歳まで育ててきたのだから上出来かも。
漫画家の、西原理恵子さんが、保育園に子供を迎えに行って
「子供の顔をみると、一日の疲れがどっと出ます」
という風なことをどこかで描いていらっしゃって、とても笑ったし
救われたことがあります。
私は、日々、子供が愛しくて愛しくてたまらない、というタイプではないようです。
休日なんて、子供の構って構って攻撃に耐えかねて怒ってしまうことさえあるので。。
そして後悔。。
仕事もして、子供とは4、5時間だけ過ごす平日の方が、よっぽど穏やかです。
ただ世間では、長時間子供と過ごしたくない、なんて母親はあまり褒められたものではありません。
そんな母親でもOKな雰囲気になれば、もっと子育てしやすいのにな、と思います。
親は子供に献身的に尽くすべき、という暗黙の了解のようなものがある気がします。
私の母親は、夫の転勤のため、私が1、2歳のころ仕事を辞め
以後ずっと専業主婦でした。
舅姑とも同居していたので、夫、子供、義理の親、家族のためにたくさん尽くしてくれました。
それを本人が自覚するかしないかは別として、「そうするべき」でやっていたのか、
純粋に「そうしたいから」やっていたのかは、私には分かりません。
ただ、ある程度成長したときに(中学、高校くらいかな?)、
「お母さん、人のことだけじゃなくて、もっと自分のことやればいいのに」
と思ったことははっきりと覚えています。
親が自分の好きなことをやって、機嫌よくいるのが、最良の子育てな気がするし、
私はそうなりたい。
まだまだ到達できてないけれど、そこを目指したいです。