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【ファッション雑誌にマイクロプラスチック記事発見】フェイクレザーとリアルレザーどっちを選ぶ?

若い頃はファッション雑誌を読んでいましたが、子ども生まれてからは、たまにパラパラと立ち読みする程度でした。
つい最近、「LaLa Bigin」という雑誌の存在を知り、購入して眺めてみました。
男性向けの「Begin」というファッション・モノ雑誌の女性向けバージョンです。
キャッチコピーが『「ほしい!」が見つかる GOOD LIFE BIBILE』なので、内容はファッションだけではありませんが、大きなくくりでのジャンルとしては、ファッション雑誌かと思います。

ファッション雑誌なのに衣類由来のマイクロプラスチックに言及

中身を見ていると、一般的な女性ファッション雑誌とは一線を画す感じでした。
「男ウケ」や「モテ」の視点が一切ありません。
ヒールの靴が一回も登場していない気がします(多分)。

でも驚いたのはそこではなく、ファッション雑誌という立場から、合成繊維の衣類から発生する、マイクロプラスチックに言及していることです。(2020年10・11月号)
そんなに深く切り込んでいるわけはありませんが、サラッと「便利、お手頃、というだけで合成繊維の衣服を選ぶのも、少し考えてしまうところ。」と書いている箇所を発見!

LaLa Begin 2020年10、11月号の1ページ
LaLa Begin マイクロプラスチックに言及

プラストローやレジ袋の消費を抑制する一方で合成繊維の服はノーマーク?

2020年の7月から、レジ袋やショッピングバッグが有料になり、レジでそれらの袋をもらうことがめっきり減りました。
マイクロプラスチック問題が叫ばれるようになり、プラスチックストローやレジ袋の使用が控えられていることは、肌で感じます。
しかし、私の主観だけですが、合成繊維の衣類に関して、使用を控えようという声をそれほど聞きません。
洋品店で、「ショッピングバッグを断りながら、買っているのはマイクロプラ発生源のフリース」という状況に軽い矛盾を感じていたのです。
でも、世の中の衣類、合成繊維なしでは成り立たないから、合成繊維がマイクロプラを生むという話はファッション業界ではタブーなのかな?と勝手に思っていたのです。
なので、LaLa Beginのその記事に驚いた次第です。

環境に優しいのはどっち?

リアルレザーとフェイクレザー

実は私昔から、リアルレザーとフェイクレザー、どっちが環境に優しいのだろう、と疑問なのです。
動物愛護の観点から、昨今はフェイクレザーに価値を見出す流れも感じます。
でも、どっちが環境に優しいのでしょうか。
私も答えは持っていません。
フェイクレザーは確かに直接的に動物を殺してはいません。
しかし、例えば、フェイクレザーを作る過程で使う化学薬品が環境に負荷をかけているなら、ベジタブルタンニンなめしのリアルレザーの方が環境に優しい?

business-leather.com

最近のマイクロプラスチック問題も加わると、さらに混乱中。
マイクロプラスチックで死にゆく海洋生物のことを考えると、プラスチックであるフェイクレザーよりも、リアルレザーの方がいい?
などなど、疑問だらけです。

リアルファーとフェイクファー

皮革製品以上に、毛皮製品はフェイクが好まれる時代かな、と思います。
でも、やはり昨今のマイクロプラスチック問題という観点からだと、合成繊維であるフェイクファーよりリアルファーの方が好ましいのでしょうか。
私の冬の上着のフード周りにフェイクファーがついています。
そえが時々抜けて服についたりしているのですが、それがいつか川や海に流れついてマイクロプラスチックになるのかな、と思うと複雑です。。

リアルもフェイクもなるべく長く使う

リアルとフェイク、どっちを選ぶか問題は、結論が出ません。。
なので、今のところ私の買い物のポイントは
・リアルとフェイクどちらであってなるべく長く使う
・原料調達、製造工程の環境負荷まで考えた製品をなるべく選ぶ
というところに落ち着いています。
あくまで「なるべく」というのを強調しておきます!
あまりストイックになりすぎると自分も周りも疲れてしまうので。。

最後に

どこで見たのか聞いたのか忘れたし、正確な言葉も忘れましたが「自分の消費行動は、世の中にどんな商品を出回らせるのかの投票みたいなものだ」という言葉がずっと頭の片隅に残っています。
その言葉を時々思い出しながら、普段新しい物を買うときは自分のできる範囲で、日常生活に支障をきたさない範囲で、「良い」と感じる商品を選んでいます。
例えば、衣類に関しては、着心地の面から天然素材派です。
でも、綿一つとっても、綿花収穫の際に大量に散布られる農薬が問題になっています。
かといって、身につけるもの全てオーガニックコットンにするというのは、現実的ではありません。
商品自体があるとは限らないし、オーガニックにこだわると予算も高くなります。
やはり「できる範囲で」というのがポイントですね。
自分ではなるべく緩くやっているつもりですが、そういうこだわりが少しでもあると、人から物をもらった時に結構趣向が合わずに困ることが多いです…。
これは一生解決しないかもです。。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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