雨の日、足元が濡れるのは避けたいけれど、長靴を用意するほどでもない、という人には、Blundstone(ブランドストーン)のサイドゴアブーツが最適かもしれません。
天候に関係なく履けるのが魅力のブランドストーン。
その全貌を、愛用歴8年のわたしが、メリット・デメリット含めてお伝えします!
タフなサイドゴアブーツ「ブランドストーン」のメリット4つ
ブランドストーンは、オーストラリアの老舗ブーツメーカーです。
オーストラリア軍にブーツを供給していた歴史もあり、実質堅牢な靴作りを誇ります。
また、タフな造りという機能面だけではなく、デザイン性の高さから、ファッションアイテムとしても人気があります。
私もかれこれ8年愛用し、この度2代目を購入したほど気に入っています。
モデルは、一番スタンダードな「ORIGINALS(オリジナルス)」です。
そんなブランドストーンのメリットを端的に表すと、次の4つ!
- 長靴にも普段使いのブーツにもなる
- 夏も蒸れにくく年中使える
- スニーカー並みに歩きやすい
- 玄人(クロウト)感が漂う
私が所有している定番モデル「ORIGINALS」を念頭に、詳しく説明しますね!
1.長靴にも普段使いのブーツにもなる
ブランドストーンのブーツは、アッパー(足を包む部分)に、耐水性のあるレザーを採用しており、本革にも関わらず、水が染み込みにくいのです。
(※一部モデルは、本革ではありません。)
さらに、アッパーとソール(靴底)に縫い目がない製法なので、靴底からも水が入りづらい。
つまり、雨の日、雪の日に長靴代わりに使えるのです。
画期的!
普通の長靴は、雨の日にしか出番がありませんよね。
だから、使用頻度もそれほど高くない。
にも関わらず、靴箱の大きなスペースを占領する悩ましい存在、と感じることはありませんか?
ブランドストーンのサイドゴアブーツは、晴れでも雨でも、違和感なく使える優れもの。
長靴で、下駄箱のスペースが圧迫されるのを防げます。
2.夏も蒸れにくく年中使える
ブランドストーンのサイドゴアブーツは、ショートタイプなので、夏でも比較的涼しく履けます。
本気の長靴は、膝下までのロングタイプも多いかと思います。
ハンターやエーグルのロングタイプ、かっこいいですよね。
ただし!
ロングタイプの長靴の弱点は、夏に蒸れること!
ただでさえ、じめじめ不快な梅雨から夏にかけての雨。
膝下をがっつりゴムで覆うと、蒸れる蒸れる。
経験済みです( ̄▽ ̄)
高温多湿の日本の夏に、ロングタイプの長靴は危険かもしれません。。
ブランドストーンなら、夏も冬も、季節を問わず年中快適に履けるのです。
素材が本革というのも、蒸れにくい要因の一つかと。
天然素材である本革は、素材が呼吸をしているので、ゴムやビニール素材よりも、通気性がいいと感じます。
3.スニーカー並みに歩きやすい
ブーツではありますが、スニーカーと同じくらい快適な歩行性です。
素材が本革なので、履けば履くほど足に馴染みますし、靴底もグリップが効いているので、滑りやすい雨の日も安心して歩けます。
サイドゴアもキツめなので、足首にしっかりフィットし、パカパカしません。
その分、若干脱ぎ履きしづらいですが、履いている時間の方が圧倒的に長いので、そこは我慢( ̄▽ ̄)
たくさん歩く日も、迷わず選べる、頼りになる一足なのです。
4.玄人(クロウト)感が漂う
主観だらけの見解ですが、ブランドストーンの玄人感が好きです( ̄▽ ̄)
履き込むとできる履きジワや、少し擦れたアッパー。
どれも愛着湧くが要素です。
タウンユースだけではなく、アウトドアにも対応できるタフな佇まいがかっこいい♪
新品よりも、使い込むほど味わい深くなるものが好きな人は、ハマるのでなないかと思います!
「ブランドストーン」購入前の注意点と対策
一押しのブランドストーンですが、人によっては合わない点もあるので、確認しておきましょう。
併せて、デメリットを克服できる対処法も紹介します。
完全防水ではない(一部モデルを除く)
本気の長靴のような、完全防水ではありません。
あまりに激しい雨の中を長時間歩いたり、水たまりにがっつり浸かったりすると、さすがに水が入ってきます。
土砂降りの日に、レザーを通して水が染み込んできた経験あり。。
ただし、私がほぼ手入れをしていなかったのも、原因かと思います。
公式サイトにも、耐水性は徐々に低下すると明記されています。
耐水性は徐々に低下するため、靴クリームや油性ワックスでのお手入れをおすすめします。
耐水性を維持したいなら、お手入れは不可欠かと!
公式サイトで、お手入れ方法を分かりやすく解説してくれています。
ブランドストーンには、私が愛用している定番モデル「ORIGINALS」以外に、複数のシリーズがあります。
アウトドア環境により適したシリーズ「ALL-TERRAIN(オールテレーイン)」の中でも防水・防寒に優れているのが「THERMAL(サーマル)」モデル。
なんと、水深7cmで6時間の防水を実現しています!
「ORIGINALS」より若干価格が高いですが、防水性が理由でブランドストーンを諦めるくらいなら(笑)、「ALL-TERRAIN THERMAL」も選択肢の一つです。
履き始めは硬め
革が馴染むまでは、履き心地が硬く感じる人もいると思います。
最初のうちは、靴擦れができる可能性も。
下の写真は、右が新品、左が8年履いたブランドストーンです。
履きこむと、甲や足首に履きじわが入って、馴染んでいるのがよく分かると思います。
硬いと感じたら、厚めの靴下を履いて、足を保護しましょう。
履きジワができる頃には、フィットしているかと思います。
加水分解による寿命あり
ブランドストーンのソールは、ポリウレタンでできています。
ポリウレタンは耐摩耗性や耐衝撃性に優れた素材で、スポーツシューズにも広く使われていますが、加水分解するのが弱点。
時間が経つと加水分解を起こし、ボロボロに崩れることは避けられないのです。
私が愛用していたブーツも、この通り( ̄▽ ̄)
ソールにヒビが入っているな、と気づきつつも履き続けていたら、ある日突然ソールがポロリと取れてしまいました。
ただ、8年間は問題なく使っていました。
使用頻度にもよると思いますが、8年も使えたら十分かと感じます。
加水分解は、素材の性質上避けられませんが、できる限り水気・湿気から遠ざけて、進行を遅らせましょう。
「ブランドストーン」が向く人・向かない人
ブランドストーンの特徴を踏まえて、おすすめできる人とできない人を、まとめました。
- 完全防水がいい
- ガーリーな長靴がいい
防水面では長靴には敵わないので、完全防水を求める人には、おすすめできません。
気になるのが防水面だけなら、防水・防寒に優れた、先述の「ALL-TERRAIN THERMAL」を選ぶのがおすすめ。
デザイン的には、細いヒールやパステルカラーなど、ガーリーなブーツを求めているならブランドストーンは向かないかと思います。
ただ、ブランドストーン「ORIGINALS」のデザインは、男性はもちろん、女性らしいファッションの外しにも使えるので、幅広いテイストにハマると思います。
公式サイトのLOOKBOOKは、みなさん素敵に履きこなしていて、見るだけでも楽しいですよ♪
とはいえ、スタンダードな「ORIGINALS」は、少しカジュアルすぎる、と感じる人もいるでしょう。
そんな人は、通勤やキレイめな雰囲気で使えるシリーズ「DRESS(ドレス)」と「WOMENS SERIES(ウィメンズ シリーズ)」をチェックしてみてください。
「DRESS(ドレス)」の特徴は、ビジネスでも使えるスマートな薄いソールと、スクエアトゥ、もしくはポインテッドトゥのシャープなつま先。
▼スクエアトゥ
▼ポインテッドトゥ(展開はメンズサイズのみ)
「WOMENS SERIES(ウィメンズ シリーズ)」は、文字通り女性用。
スクエアトゥと5cmヒールのおかげで、エレガントな雰囲気で履けます。
「DRESS」と「WOMENS SERIES」は、「ORIGINALS」はワーク感が強いな、と感じる人にはおすすめのシリーズです!
- 長靴と普段使いのブーツを兼用したい
- 一年中使いたい
- たくさん歩く
- “味わい深い”ものが好き
長靴としても普通のブーツとしても使える、一足二役のブランドストーンは、モノを少なくしたい人には大きいメリットかと思います。
靴箱にも余裕ができるので、ミニマリストにもおすすめです。
あとは、活動的で動きやすさを重視したい人、履き込んだ風合いが好きな人、靴は育てて楽しみたい人、にもぴったりです♪
まとめ
ブランドストーンのサイドゴアブーツは、長靴代わりにも使える優秀なアイテムです。
初めての人は、まずは定番の「ORIGINALS」を試してみてはいかがでしょう。
2代目、3代目と欲しくなったら、キレイめデザインや、防水・防寒タイプなど、ニーズに合わせて他のモデルにもチャレンジしてみてください。
私は、1代目はほぼ手入れをせずに履き潰してしまったので、2代目はケアをしながらエイジングも楽しみたいと思っています!