まずは、半径1メートル。

最小限の手間で最大限の快適を。家事の合理化やシンプルライフのためのライフハックを発信中。2児の母。

「家のコトが疎かにならない程度にな」って主婦の仕事を評価しているから出る言葉かも

結婚十数年の間に、いくつかの環境(家族構成)で、いくつかの働き方をしてきました。
正社員共働き、専業主婦、パート勤務、子あり、子なし。

働き方、仕事と家事育児のバランス、夫とのバランス、などで色々とモヤモヤ考えることも人並みにあります。
特に、無償な上に評価されづらい家事育児に関しては、モヤモヤがたまりがちです。
(育児には金銭的な報酬を求めてはいませんが。)
そんなモヤモヤに関連して、最近ふと思ったことを記事にしました。
ほぼ、自分の備忘録のためです( ̄▽ ̄)

女性を敵に回す「家のコトが疎かにならない程度にな」

少し昔のドラマでありそうな、夫婦のやりとり。

設定は、
夫…会社員
妻…専業主婦
子供…中学生と高校生
とします。

子供の手が離れてきて、家事育児だけでは閉塞感を感じている妻。
外で働きたい旨を夫に言います。
「私、外で働きたいの」
夫は、
「好きにしたらいいよ。」
と器の広い男を演出。
ただし、次の言葉とセットです。
家のコトが疎かにならない程度にな

共働き、家事分担は当たり前、な風潮の昨今では、こんな展開のドラマないかと思いますが、一昔(二昔?)前なら、わりと定番のセリフ。

一般的に、この”夫”は女性にとって、憎むべきものとして描かれます。
かく言う私も、こういう男嫌だな、こんなこと言う人と結婚したくないな、と思っていました。
傲慢で、高圧的で、「誰のおかげで食べていけてると思ってるんだ」とか言いそうだもの。

”妻”の主婦としての仕事を評価しているから出るセリフ?

でも、ふと思ったのです。

この”夫”、妻が外で働くと”家のコト”をする時間がなくなって、家が荒れる、と分かってるんだ、と。
つまり、妻がいるから家庭が回っていると自覚している。
更に言うと、妻の主婦としての働きのおかげで、自分は外の仕事に集中できている、と自覚している。

妻の仕事を評価している、ということだよね??

 

主体的に家事育児をやったっことがないと、当たり前の日常が、当たり前になります。
例えば、

  • 朝起きたら朝食が用意されている
  • 朝起きたらアイロンのかかったYシャツが用意されている
  • 家に帰ったらご飯ができている
  • 家に帰ったら子供が寝ている
  • 家に帰ったらお風呂が沸いている
  • 家に帰ったらフカフカの暖かい布団が用意されている

これだけのことを提供するために、”妻”がどれだけ労力をかけているか、自覚のない”夫”も多い気がします。

しかし、「家のコトが疎かにならない程度にな」と言える”夫”は違います。
”妻”が外に働きに出て、家のコトをやる時間が少なくなると、この無償で提供されている「当たり前の日常」を失うかもしれない!と思考が回っています。

”妻”のおかげで「当たり前の日常」がある、とめちゃくちゃ自覚してる( ゚д゚)

まとめ

というワケで、
家のコトが疎かにならない程度にな」なんてセリフを言っちゃう”夫”は、実は”妻”の家庭での仕事をなくてはならないものとして、高く評価しているのでは、と、ふと思ったので、備忘録として書き留めておきます。

そう言われた”妻”は、密かに喜んでいいんじゃないかな。
もちろん”夫”には妻”を評価したつもりはないかと思いますが、結果的にそうなるよね?

 

子供を笑顔にしてやるのも、立派な”仕事”。
炊事洗濯より目に見えにくいけど、重要度は高めかと。

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