中2の息子に対して、精神的なケアは手厚くしてやりたいですが、物理的なケアはほどほどでいいと考えています。
野球部所属の息子。
試合前にはユニフォームに背番号を縫い付けるという仕事があります。
もちろん”息子の”仕事です。
私(母)は助言はしますが、手は出しません。
チームメイトは息子以外みんなお母さんに縫ってもらっている模様。
小学校の家庭科で、最低限の裁縫技術は習得しているはずなので、
私は早々に息子の背番号付けからは手を引きました。
母がやらなくても、中学生なら自分でできるはず。
「裁縫は女(母)の仕事」とは決まっていない
私は背番号付けはやらない、と宣言した時、まー、よくそこまで文句が出るもんだという程ぶーたれていた息子。
他のお母さんはみんなやってる!と( ̄▽ ̄)
裁縫は女、もしくは母の仕事って一体いつ決まったのか。
13歳にして、すでに強固なジェンダーバイアスを持っていた息子に少し不安を覚えます。
我が家の環境も含めて、彼が育った世界がバイアスで溢れているのでしょう。
ちなみに我が家は、ユニフォームの下洗いも自分でやらせています。
もう十分できる年齢なのでね( ´∀`)
自分でできることは自分でやろう
息子が好きでやっている野球。
グローブやスパイクだけじゃなく、ユニフォームまで含めて道具の手入れは自分でやってほしいと私は考えます。
息子は背番号付けを自分でやることに対して、最初は激しく抵抗していました。
が、私は強い意志を持って(笑)やりませんでした。
いくら抵抗したところで、母はやらないと悟ってからは、当たり前のように自分でつけるように。
初期の頃こそ、背番号の4隅だけ簡単に縫うだけだったので、試合が数日に渡り洗濯を繰り返すと、糸が切れることもしばしば。
失敗を繰り返して、最近は上下の辺は並縫いでしっかり縫うように。
それでも外れたら自分で直しています。
完成!
自分で背番号つけていることは、誇っていいと思うよ、と息子には伝えています。
技術的に難しいことは助ける
私も鬼ではないので(笑)、息子ができないことは助けます。
先日はスパイクのマジックテープが一部が剥がれて、しっかり固定できないとのことで、修理を引き受けました。
息子の裁縫技術では無理なので、そこは手伝います。
100均のマジックテープを使って修理は完了しましたが、縫針1本曲がったし、指に針刺さるしで散々でした( ̄▽ ̄)
詳しくはこちらの記事で。
息子の野球人生2足目のスパイクですが、1足目のマジクテープは壊れませんでした。
今回は拍子が悪かったのか、息子の動きが激しくなったのか、理由はわかりませんが、確実に言えるのは、次買うスパイクは絶対紐タイプ!ということ。
息子も「そうする…」と素直にうなずいておりました。
最後に
野球少年を支える母は、本当に献身的な人が多いと感じます。
練習中にお茶がなくなっていないか心配したり、背番号はもちろん縫ってあげるし、ユニフォームは真っ白に洗い上げる。
みなさん息子さん達を思えばこそ、のこうだと思いますが、お世話・洗濯・裁縫は女(母)がやってくれると無意識に若い世代に刷り込んでいる気がしてモヤっとするんです。
細かいことに気づかない息子に私がそこまで世話を焼くとどうなるか。
将来結婚した時に、家事育児の負担が妻に偏り、夫婦仲に悪影響を及ぼすだろうなーと、壮大な妄想をしています。
身の回りのことを維持するには、誰かしらの労力がかかっているんだよ、ということを身をもって知っておいてほしいな、と思うのです♪
知っていてやってもらうのと、知らずにやってもらうのでは、相手に対する感謝の念も全然違いますからね( ̄▽ ̄)
彼には試練かもしれませんが、できないことはサポートしつつ見守りたいと思います。